オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


「なんでもいい!とにかく早く治せるなら何でもします……っ」


もう余裕がない。

だから出てくる涙も頑張ってこらえて


「お願いします」

私は大神くんに頭を下げて頼んだ。


「ああ、何でもするんだね?

じゃあいいよ」


私を見る大神くんの目はいつもより鋭い気がした。


「きゃあ……!」


すると、突然私の腕を掴む大神くん

強引に引っ張られ近くのソファーに投げられたと思ったら


ドサー


大神くんは私の上に乗っかってきた。


「大神く……っ」

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