オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん
「無理に強引にしてそれで治すんだって言うのは
僕にとっては楽しいけれど、キミにとっては楽しくないんだよ
それでもやってほしいんだって言うんなら
付き合ってもいい。
でも、そうじゃないだろ?
キミには他にやることがある」
大神くん……。
少し優しい口調の大神くんに涙が止まる。
他にやること……、それはまずちーちゃんと話すことだ。
「まぁ、キミと友達がケンカとか知ったこっちゃないけどね
今僕は、用事を思い出したから
今日のレッスンは中止にする」