オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


ただ今、大神くんの鋭い目に睨まれています。

「悪い子には何をしてあげようか」


「まっ、待って!売ったわけではないんだよ

大神くんが協力してくれてるってことが言いたかっただけで……」


「でも言ったんだろ?僕の性格」

「いいました……」


じーっと大神くんに見つめられ

心臓がドキドキ鳴る。

ふいに、目を逸らしたら


「逸らしていいなんて言ってない」


いつの間にかレッスン開始……!?


「最近」

??


「隣の男子と仲良いじゃん」


「あ、石渡くん?

そうなの、最近は少し優しくなって

話しやす……」


< 136 / 317 >

この作品をシェア

pagetop