オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


そんな事を考えていると


ガラー!

私たち以外誰もいない教室にある人が入って来た。


「何してるの?赤月さん」

ぞくっと嫌なオーラを感じて振り向けば

そこにいるのはオオガミくんで


「僕と一緒に作業をする予定なの忘れてた?」


キャラを作った優しい彼がいた。


「さぁ、早くやりに行こうか

先生も待ってるかもしれないしね」


ニコッと笑顔を向ける。

何も知らなければ、その笑顔に心臓はドキっと音を立てていたと思う


だけど……怖いよ。


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