オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


「食べるって意味はさ……

現実ではこういう事なんだ」


プチっと外されるリボン。

ブレザーも一緒に脱がされて、私のワイシャツの第一ボタンに手を伸ばす。


「やだ、ねぇ!大神くん……っ」

「…………」


そうやって訴えても、彼は黙ったまんま。


「大神く……」

そうやって目をつぶった時

聞こえてきた言葉はこれだった。



「キミはさ、僕を特別としてればいいんだよ

他の男と仲良くなるくらいなら克服なんてしなくていい」


え……っ?

思わず目をあけて、大神くんを見たら彼は

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