オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん
「石渡くんが謝ることないよ!
私が……こんな性格だから……」
「違くて、俺初めお前にひどい事いいまくった
なんか俺だけ避けられてるみたいでムカついて
それであんなん……ごめんな」
ううんと私は首を振る。
すると、石渡くんは私から一歩距離を置いて言った。
「俺、本当は今ちょっと嬉しかったんだ
お前それを話してくれたこと、それでも一緒に来てくれたこと
だから決めた。
長期戦で行く
俺はもうお前にむやみに触れたりしねぇから
だからさ、これからも話しかけてくれよ」