オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


オオカミくんが文化祭実行委員に頼んだ台本を見せて貰うと

そこには、

赤ずきんを食べに来たオオカミくんは

寝ていた赤ずきんちゃんに惚れてしまって

そこで仲良くなった2人は幸せに暮らすというお話になっていた。


「おばあちゃんは?狩りする人は?」


「いない」


「ただ、森の妖精たちとか小人はいるらしい」


そ、そんなめちゃくちゃな……。


「だいたいさ、全く童話通りにやるなんてつまらないだろ?

童話通りだったら僕は死んじゃうわけだし

そんなの納得いかないよ」


うう。




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