オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん
全く笑っていない目で笑顔を向けてくる大神くんが怖い。
「キミもやるじゃん」
冷たい表情で私に近づいてくる大神くんに恐怖を覚える。
「キスするなんてさ、随分軽いヤツになったんだね赤ずきんちゃんも
劇やって自信でもついたの?
私、以外といけるって?」
この前まで優しく褒めてくれた大神くんがいない。
「違うの、キスは」
「何が違うの?
したんだろう、あいつと。
良かったじゃん、克服出来て
これでキミの言っていた彼氏が出来たってわけだ」
「違う!!確かにキスはしたけど……
それは事故で……っ」