オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


飽きたら終わり、これでいいじゃないか。


そう思って帰ろうとした時、


パシンー


僕は誰かに腕を掴まれた。


「何ですか?」


白衣を着た、性悪教師。

何でお前がここにいるんだよ。

正直、イライラしているため、自分の作っている余裕はない。


「いいのかあれで、泣いてるぞ赤月」


うるさい。

つーか、何でいっつも見てるんだよ。


「先生も趣味が悪いですね、覗きなんて教師がやってもいいんでしょうかね?」


嫌みたっぷりで返してやるも、須田には通用しなかった。

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