オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん
オオカミくん、なんでいるの?
『今日でキミとの関係を終わりにする
バイバイ赤ずきんちゃん』
そう言い放されて、私は泣きながら家に帰った。
いつかは終るそのレッスン。
だけれど、いつの間にか終るのが嫌になって
大神くんと離れるのが嫌になっていた。
次の日、私は学校に行ったけど
さっそくみんなにキスの事を言われ、泣きそうになっていた。
その時に助けてくれたのが大神くんだった。
ううん、違うか。
助けてくれたなんて私の都合のいいとらえ方だ。
大神くんはうるさいって注意しただけなんだから。