オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


それなのに、全然変わらないなんて……。


私が彼に文句を言えば、彼の顔は明らかに不機嫌な顔になった。


「何言ってんの赤ずきんちゃん

キミは僕の娯楽なんだから

そんな生意気なこと言わないでよ」


娯楽……?

それって大神くん、私のこと好きだから付き合ってるわけじゃないってこと?

じゃあ昨日の言葉は、からかって言ったの?


「君をイジメるのは、本当に楽しい

さてと今日はどんなレッスンをしてあげようか」

ゆっくりと近付いて来る大神くん。

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