オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん
今もただでさえ心配をかけてしまってるのに
これからもずっとこうだったら
いつか同じ学校じゃなきゃ良かったのにって思われてしまう。
そんなの、絶対嫌だよぅ……。
「まっ、キミの意識も戻ったことだし
僕は先に教室に戻るよ」
「あ、待って……!大神くん……っ」
私に背を向けて保健室を出ようとする大神くんを必死でとめる。
「あの、私……っ、頑張るから
その……、
男の子苦手なの克服するの付き合って下さい……っ」
気付けば私は勢いのままそんな事を言っていて