オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


「鈍くさいんだね、そんなんだとすぐ他の男にとって食われるよ?」


と、とって食われる……?

共学ってそんな危ない所なのっ!?


びくりと肩を揺らしながら


「それであの……、今日ここで何をするの……」


不安そうに聞くと、私はすぐに逃げ出せるように

ドアにピッタリと背中をくっつけた。


すると、大神くんはああ、と言って淡々と話した。


「レッスンだよ

君の男嫌いを治すためのね」


れ、レッスン!?

それって絶対キケンな気がする。

だって何をしてくるか分からないし

< 39 / 317 >

この作品をシェア

pagetop