オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん
「鈍くさいんだね、そんなんだとすぐ他の男にとって食われるよ?」
と、とって食われる……?
共学ってそんな危ない所なのっ!?
びくりと肩を揺らしながら
「それであの……、今日ここで何をするの……」
不安そうに聞くと、私はすぐに逃げ出せるように
ドアにピッタリと背中をくっつけた。
すると、大神くんはああ、と言って淡々と話した。
「レッスンだよ
君の男嫌いを治すためのね」
れ、レッスン!?
それって絶対キケンな気がする。
だって何をしてくるか分からないし