オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん
オオカミくん、裏表あります
「おはよー!」
「おはよう」
ちーちゃんに挨拶をして、自分の席につくと私はさっそく深呼吸をした。
すると
「大神く〜ん、今度ねみんなで遊びに行こうって話が出てるんだけど
大神くんも一緒にどう?
男子も何人か誘ってさ、交流会、交流会っ!」
「ああ、そうだね
僕もそういうのには積極的に参加していきたいな」
彼は、相変わらず
ニコッと笑顔を作り女の子を虜にさせていた。
本当は、こんな事言う人じゃないのに……。
不審な表情で大神くんを見ているとやがて先生が入ってきたため
授業に集中することにした。