オオカミくんに、食べられちゃった赤ずきん


彼が一瞬力を緩めた時

もう離してくれるんだと思っていたら


今度は私にキスをしようとして来た


「や……!!」

私は全力で彼を押して、逃げたけれど

その日から学校にはいけなくなった。


ちーちゃんにもけっきょくそれを言うことが出来なくて

高校は女子校にする、とだけ言ったら

ちーちゃんもそこに行くと言って一緒に受験した。


無事2人とも入学出来て


同じクラスにもなれて、そこでは男の子がいないから

安心した生活が送れると思っていたのに。

< 95 / 317 >

この作品をシェア

pagetop