I'm freely
バサッ



手に持っていた日誌が落ちる
それと同時に
棗が振り向く


「…っ!真白!!?」



…何よ、その"しまった"みたいな顔


「え…真白っち…?」


それまで伏せていた紅が
驚いたように顔を
あげる

涙で濡れた瞳で
紅が私を見る




< 60 / 80 >

この作品をシェア

pagetop