I'm freely
私は数歩下がり、
全力で走り出した


後ろから聞こえる棗の声と
日誌を置き去りにして






『…っはぁ、っはぁ!』



とにかくあの場から離れたくて
その一心で走った









あれ、浮気だったのかな



…私、嫉妬してるの?


棗が私に声もかけないで
紅と一緒にいて


それで………それで?


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