俺の嫁は、白血病だった
わかってるよ
最近、私の身体の様子がおかしい。白血病は、治った筈なのに病院も私を帰そうとしてくれない。
そして、彼の様子もおかしい。思い詰めた顔しているから。
桜「雄吾?どうしたの?最近おかしいよ」
「なっ、なんでもあらへんよ!?大丈夫や!」
ウソ、あなたは、いつもうそをつくとき饒舌になる。知ってるのよ?私は、あなたの妻だから。
その夜・・・・
温泉に入り、はしゃぎ疲れた夢はすぐ寝てしまった....
桜「ねぇ雄吾。私は、病気が治らなかったの?正直に教えて!!」
「・・・・」
桜「雄吾!!」
彼の次の言葉に、私は、耳を疑った。
「ガンなんや。白血病は、治ったけど末期のガンなんやって.....もって、後3ヶ月薬も効かんらしい」
何でだろう。不思議と悲しくはなかった。
桜「そっ....か。3ヶ月も、時間ある!!沢山思い出のこそうね!雄吾」
「なんで....なんでそんな言い方するんや!!後っ.....後3ヶ月しかないんやぞ!!」
うん。わかってるよ、でもね?あなた達のことを愛してるから、あなた達は、私のことを忘れないから
だから、悲しくないの。夢の未来を見れないのは、残念だけど。
桜「....私は、最後にまたあなた達に会うことができた。神様が許してくれた印し。その、代償なんだわきっ
と」
「さ...桜。俺は嫌や....ずっと一緒におりたい。」
私も一緒。でも・・・・・
桜「また、逢えるよ。必ず私は、生まれ変わってもあなたの側にいるから」