はっと我に返ったのは

心汰の背中が米粒くらいに小さくなった頃。






『心汰!』






いつもバスケットボールをしている心汰に

追い付けるはずもなく



やっと心汰の家にたどり着いたときには


心汰は布団の中だった。


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