公園や学校


通学路



必死に心汰の名前を呼んで

走り続けた。




『心汰ーー!』



そして私は思い出したように

町内の公園にあるバスケットコートに向かった。


蘭汰がまだ元気な頃

三人でしょっちゅう遊んでいた場所だから。



蘭汰が入院してからだってそう。

蘭汰が大会を見に来てくれることを信じて


一生懸命練習していた場所だから。




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