星の夜


「上畑くん…?」

私の心臓はもうドキドキだ。
ドキドキがとまらない。

上畑くんに聞こえちゃってるかな?
そんなことが不安でたまらない…

私、上畑くんのこと……


-…好きなのかな。



そんなことを考えていると


「なぁ。お前はいつも誰を見てるんだ?」

上畑くんは悲しげな表情で訪ねてくる。

「いつ?」

「部活の時。サッカー部の方見てること
よくあるだろ?」


え…私、無意識に見ちゃってたんだ…

なんて返そう。。ドキドキしすぎて
パニック状態です。

「え、えっと…、楽しそうにしてるなぁ~
みたいな?あはは。」

何、この返事。自分でも苦笑いになる。

「だから、それは誰を見てるのかって
聞いてんだよ。」

すごく真っ直ぐな視線で問われる。
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