実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜

“もう少しで講義終わります。どこに行けばいいですか?”



おっと…



もう…こんな時間か…。



俺はすぐに、


“じゃあ、大学の前のカフェで待ち合わせな!”



そう送信したあと、急ぎ足でカフェに向かった。













カフェに着くと、ハルちゃんはまだ来ていなかった。




落ち着きたい俺はすぐに運ばれてきたコーヒーを一口含んだ。



おかしいな…



コーヒーって…飲むと落ち着くはずなのに…



ヤベ…



急に緊張してきた。







なんて言おう…。





告白の言葉を考えているのに…




こんなときに、あのバレンタインデーの光景を思い出してしまった。



額に変な汗が…





まずはきちんと謝らなきゃな…。





< 148 / 235 >

この作品をシェア

pagetop