実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
“もう少しで講義終わります。どこに行けばいいですか?”
おっと…
もう…こんな時間か…。
俺はすぐに、
“じゃあ、大学の前のカフェで待ち合わせな!”
そう送信したあと、急ぎ足でカフェに向かった。
カフェに着くと、ハルちゃんはまだ来ていなかった。
落ち着きたい俺はすぐに運ばれてきたコーヒーを一口含んだ。
おかしいな…
コーヒーって…飲むと落ち着くはずなのに…
ヤベ…
急に緊張してきた。
なんて言おう…。
告白の言葉を考えているのに…
こんなときに、あのバレンタインデーの光景を思い出してしまった。
額に変な汗が…
まずはきちんと謝らなきゃな…。