実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
ハルちゃんもこの一ヶ月…
苦しんでいたのかな…。
俺がしてしまった過ちを責めるより…
ハルちゃんは俺の気持ちに対しての罪悪感でいっぱいだったんだ…。
今まで俺は、純さんを忘れてほしい一心で気持ちをハルちゃんに押し付け、ただ苦しめていただけだったんだ…と気付かされた。
純さんを忘れられれば…
ハルちゃんは俺を好きになる…。
そんな自分勝手な思い込みで…
ははは…
自惚れもいいとこだ。
というより、忘れる以前に…
ハルちゃんと純さんの間に、俺はすでに入る隙間なんてなかったんだ…。
そう思うと…
なんか肩の力が抜けた。
『ハルちゃん…頭を上げて…?上げてくれないと話ができないよ…。』
自然に言葉が出た。