実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
次の日の朝…
深夜のバイトを終えたその足で、早朝なのにも関わらず、純さんの部屋のチャイムを鳴らした。
しつこく鳴らしてやろうと思ったのに、純さんは起きていたのか…
一回で部屋のドアを開けた。
そして…
『来ると思ってた…。』
そう呟いた。
なんだよ…それ…。
じゃあ…
殴られる覚悟もできてるってことだよな…?
おもむろに純さんの胸ぐらを掴み…
一気に拳を振り上げた。
純さんはそのまま玄関に倒れ…
俺は、純さんの上に馬乗りになった。
玄関のドアが閉まる…。
『昨日、何があったかは知らない…。でも…ハルちゃんがあんな顔するときは、だいたい純さんが絡んでんだよ…。俺は許さねぇ…。なんで…?…好きなんだろ?』