実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
〜卒業〜
バレンタインから、俺と横井さんは毎日欠かさずメールをし、夜には電話…。
お互いのこと…沢山話した。
横井さんは俺より一つ歳上の23歳…。
栄養士としてこの小学校にきて3年…。
最近は俺を“孝太先生”と呼ぶ。
でも…
二人きりで会うことはしてない…。
ただ…携帯で繋がってるだけの…
友達という距離にいた…。
でも俺の中で…確実に横井さんが好きだって想いが溢れてる。
給食の時間の度に完全防備の横井さんの笑顔を見るだけで…
やっぱり…好きだなって思わされる。
でも…きっかけがない…。
そんなことを思いながら…
月日は2月から3月に変わろうとしていた…。