実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
ゆっくりドアを開けると…
そこには純白のドレスを身に纏った…
キラキラ光るハルちゃんがいた…。
一瞬立ち止まって…
俺は…動けなくなった。
『…コウさん…。』
優しく笑うハルちゃん…。
『…キレイだ…。』
それしか言う言葉が見つからない…。
『ありがとう…。』
って照れたハルちゃんは、ものすごく幸せそうだった。
『幸せなんだな…。』
なんでか…ジーンとする。
目頭が熱くなるのがわかった。
『コウさん…私、コウさんには感謝してもしきれないよ。本当にありがとう。』
そう言って、目に沢山の涙を溜めたハルちゃん。
俺はそっとハンカチを取りだし、ハルちゃんの涙を拭った。