実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
でも、すぐに俺を見つけた横井さん…。
とびっきりの笑顔になって…
更に俺をドキドキさせた。
そんなに惚れさせないで…
そんな思いを必死で隠し、手をあげながら横井さんに近づいた。
『ごめんね。待ったかな?』
『いいえ…。電話いただいて…嬉しかった。』
横井さんはほんのり頬を赤くしながら…俯いた。
早くこの想いを伝えたい…。
でも…
いきなりじゃびっくりするよな…
『少し…歩きませんか?』
そう言うと、横井さんは頷き俺の半歩後ろについた。
あれ?
隣にきてくれないの?
俺の中で…
不安…が過る…。