実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
それから…
夕方のシフトのハルちゃんと、深夜のシフトの俺は、たまに交代の時に十数分会えるだけ…
挨拶を交わす程度の会話しかできず…
やきもきしていた…。
どうしたらハルちゃんと沢山話ができるんだろう…
そんなことを毎日毎日、考えていた。
そんなときだった…。
俺に、神様はチャンスをくれたんだ…。
大学のサークルの勧誘に走り回されていたとき…
俺の横を通りすぎる…
ハルちゃんがいたんだ…。
なんで?
そんなことより…
今しかない…
俺は無我夢中でハルちゃんを追いかけた。