実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
なんだよそれ…
純さんは彼氏じゃねぇだろ?
なんなんだ…その言い方は…。
異様にムカついた俺は、
『そんなの言われなくても…当たり前ですよ!俺が隣にいて、そんなやつらが寄ってくるわけないですよ!』
って笑顔で答えた。
少し悲しそうに微笑む純さんは、
『頼むな…』
囁くように言いながら、俺の左肩を掴んだ。
そんな純さんを見て…
純さんは、やっぱり…
ハルちゃんが好きなのか?
やっぱり…彼女に、弱味握られてんじゃないのだろうか…
なんて…思ってしまった。
いやいや…
そんなことだとしても、彼女は彼女!
ハルちゃんは渡さない…。