実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜

…彼氏…
って、俺のこと?だよな…??

ヤバい…顔がニヤける…。
やっぱり彼氏に見えんだな…。



『ダメもとで彼氏いなくなったら声かけてみる?』



ニヤける俺にそんな会話が飛び込んでくる…。


マジかよ…。



絶対、ハルちゃんから離れねぇ…!!


俺はそんな会話をしていたヤローどもを睨み付け、何も気付かず一生懸命になっているハルちゃんを後ろから抱き締めた。


もちろん、見せつけるために…。


ハルちゃんはびっくりしていたけど、

『転びそうだったから…』
って耳元で囁いた。


真っ赤なハルちゃん…。

必死に耳を押さえてる…。



かわいいなぁ…。


つい、抱き締める腕に力が入ってしまった。


さっきのヤローどもに視線を移すと、なんだか悔しそうに退散していった。


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