実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
『純さん…ハルちゃんのこと、好きなんだな…』

なんて、口に出したくなかったけど、きっと純さんはハルちゃんが好きなんだ。

この嫌がらせのようなメールみれば嫌でも伝わってくる…。


だけど、ハルちゃんは自分のこと妹としか思ってくれてないと言った。


その顔が…俺にゴーサインを出したように思えた。


あんな…辛そうに笑うハルちゃん…

もう…やめてくれ…。



その一心で、俺はハルちゃんを抱き締めた。

びっくりしているハルちゃんに、俺は、


『辛くない?やめとけ…。』


絞り出すような声で呟く。

やめたいけど…って言葉を濁すハルちゃんに、俺は、

『ハルちゃんが大好きなんだ…。純さんを忘れられなくてもいい…だけど俺のことも考えてくれないか?』


ありったけの想いを込めて伝えた。



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