実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
俺を利用してるだけだと…甘やかさないでくれって俺から離れ、背を向けたハルちゃん…
俺は離れたくなくて、もう一度後ろからきつく抱き締めた。
沢山甘えてほしい…。
そう言うとハルちゃんは俺に向き直り、多分、
私は純さんが好きだから…
って言おうとしてた…。
そんな言葉、聞きたくない…。
聞いたら俺、立ち直れない。
俺の頭では、その言葉を聞かなくて良い方法なんて…
一つしか浮かばなかった。
強引だけど…
ハルちゃんにぶっ叩かれるかもしれないけど…
それでも、聞きたくなかった。
だから俺は、ハルちゃんの言葉を唇で封じ込めた。
触れるだけのつもりが…
止まらなくて…
理性を吹っ飛ばしてハルちゃんの甘い唇を堪能してしまった。