実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜

やっぱりマズイだろ…


っていうより…

拒否されたら…俺、生きていけない…。


そう怖じ気づいた俺は、来た道を戻り…他のやつらの部屋のドアをノックした。



だけど…


一向に開く気配がない…。

携帯にかけてみるけど…出ない…。


まだ帰ってきていないのかと、暫く廊下で待ってみたけど…誰も来なかった。


寝たのか?



仕方ない…


ハルちゃんの部屋に行くしかないよな…



なんて…ちゃんと言い訳できることに、気持ちが楽になったお陰で、足取り軽くハルちゃんの部屋へと向かっている俺。



仕方ない…
俺はここしか寝る部屋がないんだから…



そう心の中で呟きながら、ハルちゃんの部屋の前までやってきた。


カードキーを持ってはいるけど、とりあえずドアをノックしてみると…


< 66 / 235 >

この作品をシェア

pagetop