実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
なんの返答もない…。
あれ?
もう一度ノックをするけど結果は同じ…
寝てる?
もしかして…風呂?
仕方ない…
俺はもう少しホテルの中を徘徊することになった。
30分後…。
もう一度ハルちゃんの部屋の前までやってきた。
もう風呂なら出てるはず…。
そう思ったけど…
30分前と結果は同じだった…。
はぁ〜…
俺、もう眠いよ…。
そう考えたら…あくびが出た…。
ハルちゃん…ごめん!!
そう心で呟きながら、カードキーを差し込んだ。
静かにドアを開けると…
物音が一つもしない…。
静まりかえっていた。
ベッドを見ると、携帯片手にうっすら涙のあとを残したハルちゃんが横たわっていた。