実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜

純さんはチラッと俺を見たあと、ハルちゃんに声をかけた…。

『俺…酔っ払ってて覚えてないんだ…。ハルちゃんになんか言った?』



俺を挑発するような発言。


酔っ払って覚えてない??
何かあったのか?

っていうか、二人で会ってたってことか?


いつ?


頭がぐるぐる回って…なんだか無償にムカついた…。


何故かホッとしていた純さんが店に入っていったあと、俺はハルちゃんを問い詰めた。



問い詰められる立場じゃないことは十分分かってる。


だけど…ハルちゃんは俺と向き合おうとしてくれてんだよな?



キスを受け入れてくれたのは、そういうことだろ?



ムカつく思いがとまらない。


だって…


ハルちゃんは謝ってばかりだ。



どういうことなんだよ…


わかんねぇよ…ハルちゃん…。


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