実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜
でも、今日は待つって決めたんだった。
なんて思っている俺の横で呼び出した奴が何か言ってたけど…俺はハルちゃんが気になっちゃって…それどころじゃなかった…。
だってハルちゃんは一人浮かない様子で歩いていたから。
そのまま…俺に気付かず…行ってしまった…。
あぁ…無謀な賭けに出ないで…
今日もハルちゃんにまとわりついていれば良かった…。
今更、後悔…。
これから純さんと会うのかな…。
そんなことを考えていたら…呼び出した奴がいきなりきれいにラッピングされた箱を押し付けて走って行ってしまった…。
あっ…
受け取っちゃったよ…。
これが…
ハルちゃんからだったら…
どんなに嬉しかったんだろうな…
俺は大きなため息をつくしかできなかった…。