雨のち晴れ
私が教室の中に入ったら、1つの場所に女子が集まっていた。

その席は、予想した通り小野君の席だった。

私の席は小野君の前で丁度別の人に座られている。

私がそれを見てオロオロしていると、それに気がついたのか小野君が私の方を見て。

「座ったら?」
と聞いてきた。

急に話しかけられて驚いた私は、
「ありがとう!」と思わず声がうわずってしまった。

(は、はずかしい!)

周りの女子達もクスクス笑ってる。

「ハハッ、おもしろいね!名前は何て言うの?」
クスリと笑い小野君が質問してきた!

「はい。上野美穂といいます!」
なぜか、敬語になってしまった。

また、女子達にクスクスと笑われた。

でも、小野君のおかげで春から新しい自分を見つけられる気がした。

(クラスに馴染めるように頑張らなくちゃ。)

そう私は決意をし、初日を終えたのであった!





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