恋色ミルクティー
えっ……?
一瞬、息が止まった。
ただ、体全体がフワリとあったかく包まれてて、すぐそこで彼の鼓動と吐息を感じていた。
「川崎……くん……?」
驚きから、声が出る。
私の心臓のスピードはマックス。
「ありがと」
不意に彼がそう呟いた。
「……?」
声にならない声が出た。
「……俺……」
もうどうしていいかわかんなくなって、私はただただ彼の声を聞いていた。
「天野のこと、好きだから」
え……?
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