恋色ミルクティー

白いスカートをそっと揺らしてみる。
目の裏に、川崎くんの顔が浮かんだ。
今日起きてから、何度鏡を見ただろうか。
今日はいつもより特別な自分に。
今日を特別な時間に。
私は靴を履いた。
玄関のドアの鍵を開ける。
ドアを押し開けた。
寒さの中に広がる青空が目に飛び込んでくる。
私は一歩、外へ足を踏み出した。
< 8 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop