運命~それでも幸せ~
ー4月ー
「琴音ー。準備できた?」
「あっー。うん。」
まだ何もしていない少女は、あたも準備をしたかのように返事をした。
さっさと準備を終わらせた私は、うるさい鬼ばばあこと、お母さんの車に乗った。
私が今から行くところは、病院だ。
私は生まれつき、体が弱く小さい頃から病院ばかりに通っていた。
そしてまれに、゙手術゙と言う言葉が出てきた。
もちろん、まだ幼かった私は手術を拒み続けてとうとう、受けなかった。