甘くて危険な恋!?
呼ばれたから行ってみる。

「こいつが葵。俺の彼女。」

「かの…じょ?」

崋恋ちゃんが驚いた顔をした。

「そうなんだ…。じゃあ、またね。」

それから逃げるように帰ってった。


「帰るか?」

「う、うん…。」


今聞いてみようかな。

「哲也。崋恋ちゃんとどういう仲なの?」

「俺とあいつは幼馴染みだ。小3のときに引っ越して、また帰って来たんだろ。」

「そうなんだ…。」

幼馴染みね。

だから親しげだったんだ。

けど………


気のせいかな…?

崋恋ちゃんが、帰り際に
私を睨んだような…。

ううん。崋恋ちゃんはそんな子じゃないよ!

うん!絶対気のせい!


このときはそう思っていた。

でも、まさか崋恋ちゃんに
裏と表の顔があるなんて
気づくはずがなかった。




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