幼なじみはイケメン4人組
11 変わらないもの
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学園祭1日目の午後。
私、歩夢、晃太くんの3人は、体育館裏で遅めの昼食を食べていた。
本来ならば、ここにはマーくんも居るはずだったんだけど……『午後の人の手伝いをするから』と、教室に残ってしまった。
……多分、私と一緒に居るのを避けたんだと思う。
マーくんはいつもと同じように笑っていたし、いつもと変わらず私に接してくれていた。
でも、やっぱりどこかは違う。
私たちの距離は、僅かだけど確かに変わってしまったんだ……。
「ミサっち、あんまり気にしない方がいいよ?」
「……え?」
「俺の時みたいにさ、正人とも普通に過ごせばいいんじゃない?」
ニコッと笑う歩夢。
……私、マーくんのことは何も言ってないのに……。
「俺も歩夢の言う通りだと思う。 正人はいつも通りなのに、ミサはいつもと違う。
そんな風になってることを正人は悲しんでると思うよ」
「……歩夢も晃太くんも、どうしてマーくんのこと……」
……私は本当に何も言わずにここまで来た。
いつも通りやってきたはずなのに、どうして……。
「「 顔 見ればわかる 」」
歩夢と晃太くんの声が、ピッタリと重なり合う。
その後、晃太くんがゆっくりと話し始めた。