幼なじみはイケメン4人組
13 馬鹿と馬鹿
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学園祭2日目の朝。
今日の私は、目覚ましのアラームが鳴る前に目を覚ましていた。
いつものようにゴロゴロはせず、すぐに体を起こして準備を始める。
目はまだ少し腫れていたけれど、化粧すればバレることはないと思う。
……よかった。
今日は、ちゃんと笑っていよう。
「大丈夫。 私は大丈夫」
昨日から何度も繰り返してきた言葉をまた繰り返し、深呼吸。
いつもよりも30分近く早く家を出て、太陽の光を浴びながらグーッと体を伸ばす。
「よしっ、行こう!!」
昨日の夕方は教室に戻らずにサボっちゃったけれど、今日はしっかり働かなくちゃ。
9時から11時まできっちり働いて、そのあとは……まだ決まってないけど、楽しい学園祭にしようっ。
みんなと一緒に作り上げてきた学園祭を、最高のものにするんだ。
そのために頑張ってきたんだもん、しっかりやらなくちゃねっ。
「ファイトだ、私っ!!」
徒歩5分の道を、全力で駆ける。
大丈夫、私は元気。
いつも通りの私だ。