幼なじみはイケメン4人組
「……ねぇ、女の子観察、まだ続けるの?」
私としては もう帰りたい。
女の子のパンツなんか興味ないし、藤沢くんたちを見ていたくないし……。
でも、歩夢も旬ちゃんも観察をやめる気配はない。
……うーん、どうしようか?
このままここに居たってつまんないし……ていうか、時間の無駄。
一人で帰ろうか、それとも……図書室に行く?
図書室にはマーくんが居るはずだから、ちょこっと顔出して、一緒に帰れそうだったら一緒に帰ろう。
よし。
この馬鹿どもは放っておいて、図書室へレッツゴーだ。
「歩夢、旬ちゃん。 私ここに居てもつまんないし、図書室行ってるね」
二人にそう声をかけると、二人は私を見ることなく手を振った。
……女の子を観察するのって、そんっなに楽しいのかなぁ。
私には全然わかんないや。
「じゃ、バイバーイ」
と言ったあと、私は一人で図書室へと歩き出した。