幼なじみはイケメン4人組


「さてとっ、じゃあ俺は誘導の仕事に回るね。 さすがにこの混雑じゃあ、コンテストが始められないから」

「あれっ、照明の仕事は?」

「昨日 照明を担当してた子が今日もやってくれることになったんだ。
夕食をうちの店でご馳走するってことで無事解決っ!! 照明の扱い方がイマイチわからなかったから助かったよ」


「そっか!! じゃあ私も誘導手伝うよっ!!」



目元は腫れたままだけど もう気にしないっ!!

せっかくの学園祭だから、私も最後まで協力して最高のものにしなくちゃっ!!


と思って、歩き出そうとしたんだけど……。



「ミサ。 晃太兄の手伝いは俺がするから大丈夫」

「え、でもっ……」

「いいから、ここに居て」



……にっこりと笑うマーくんに、力強く肩を抑えられてしまった。

『大丈夫』と言ったあと、マーくんは歩き出し……晃太くんもまた『俺らに任せといてっ!!』と去っていった。


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