幼なじみはイケメン4人組
そんなことを言ってるうちに、私の家に到着。
お父さんもお母さんもまだ仕事が終わってないらしく、家は真っ暗なままだ。
「おばさんが帰ってくるまで一緒に居ようか?」
「え、いいの?」
「うん、ミサ一人だと心配だし、家に帰っても することないから」
「勉強は? さっきするって言ってたじゃん」
「それはあとからでも出来るから平気」
ニコッと笑う晃太くん。
一人きりになってしまう私を心配してくれてるみたい。
……その優しさが嬉しくて、胸がジーンと熱くなる。
「ありがとね、晃太くんっ。 じゃあお礼にコーヒー入れるよっ。 インスタントだし目分量だから味の保証は出来ないけどっ」
そう言って、晃太くんを家の中へ招き入れた。
そのまま晃太くんと一緒に私の部屋へと直行し、制服の着替えに取りかかった。
「ミサ、もう少し女の子らしくしたらどう? 下着丸見えだよ?」
「いいじゃん、晃太くんしか居ないんだから」
「そういう問題じゃなくて……普段から しっかりしておかないと、いざという時に困るでしょ」
「いざという時?」
「彼氏を連れて帰ってきた時とか。 ミサが突然 服を脱ぎだしたら、絶対にビックリされるよ?」