幼なじみはイケメン4人組
「ありがとね、旬ちゃん」
晃太くんも、歩夢も、マーくんも。
みんなが私のそばに居てくれることが、凄く凄く嬉しいんだ。
「……俺らはみんな、ミサの笑った顔が好きなんだよ。 作った笑顔じゃなくて、自然と笑ってる顔な」
「あ……もしかして旬ちゃんも、気付いてたの……?」
「ん?」
「あのね、マーくんが……私は何かあった時、いつも無理矢理 笑顔を作るから。って言ってて……。
自分では全然そんなつもりはないんだけど、本当にそうだったのかなって思って」
「あー……うん、まぁ。 幼なじみだから気付くよ」
「そっか」
幼なじみだから、か。
マーくんもそんな風に言ってたっけ。
……じゃあ、歩夢や晃太くんも知っていたのかな?
そういえば、校舎のベランダに居た時……歩夢は私に何かを言いかけた。
あれって、もしかして私を慰めようとしてたのかな?
旬ちゃんもあの時……口をへの字にしてたよね。
なーんか怒ったような感じだったけど、旬ちゃんも旬ちゃんで、何か言おうとしてたのかも?