幼なじみはイケメン4人組
『子供の頃の話でしょ』とか『呪いなんてあるわけないじゃん』とか『悪夢なんて偶然だよ』と笑われても、私たちはどうしても拒否は出来なかった。
そして、今回も……
「……出マス……」
……箸からポロリとご飯が落ちた時、マーくんの小さな声が放たれた。
「ありがと、正人」
ニコッと笑う晃太くんに、私とマーくんは冷や汗ダラダラで苦笑いを返す。
と、その時に歩夢が近づいてきたのが見えた。
「お、ちょうどいいところに来た。 おーい、“歩夢っち”」
「うわぁわかりましたっ!! やりますやりますっ!!」
「うん、まだ何も言ってないけどね」
ニコニコ顔の晃太くんに対し、歩夢は青ざめた顔。
……面倒見がよくて みんなに好かれている晃太くんの悪魔な一面を知ってる私たちは、ただただ恐怖に怯えていた。