幼なじみはイケメン4人組


開始は9時で、終了は17時。

私たちの班が担当する時間は、1日目は11時から13時までで、2日目は9時から11時までとなった。


1日目は交代の時間を気にしながらあちこち回らなくちゃいけないけど、2日目は朝の仕事が終わればあとは自由。

終了時間まで、たっぷり遊ぶことが出来る。



学園祭までの1ヶ月間、放課後は装飾作りの毎日となる。

そして、学園祭の1週間くらい前から、朝も早くに行って準備しなくちゃいけない。


……頑張って起きなきゃっ。



「ミサっちー、遅刻しないように俺が毎日起こしに行ってあげるね?」



……相変わらずのニヤニヤ顔で言う歩夢の足を思いっきり踏んづけ、声にならない悲鳴を上げた彼に満面の笑みを見せた。



「一人で大丈夫ですから。 ていうか、部屋に入ってきたら股間を思いっきり蹴りますから」

「oh……それは勘弁……」

「絶対入らないでよ? 私、マジだから」


「あい……」



そんな私と歩夢のやり取りをそばで聞いていたマーくんは、『やっぱり歩夢って馬鹿だ』と言いながら下を向き、肩を震わせながら笑っていた。


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