幼なじみはイケメン4人組
6 二人で
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その後の数日間、私はなんとか一人で起きることが出来ていた。
ちょっと寝坊して、朝ご飯抜きの時もあったけどね……。
毎朝、マーくんは玄関のところで待ってくれていて、準備を終えて外に出た私を見て微笑む。
それが、ここ最近の朝だった。
……普段は私よりもかなり早く学校に行き、始業時間まで図書室で本を読んでいるマーくん。
だから、『待っててもらって悪いな……』と、ずっと前から思っていた。
「ねぇマーくん。 私、もう一人でも大丈夫だよ?」
「そうだね。 だいぶ余裕が出てきた感じがする」
「うん。 だから明日は先に行ってて大丈夫っ」
「ん、わかった」
マーくんはニコッと笑い、そのあとに私の頭を撫でた。
「明日遅刻しても、俺のせいにはしないでね?」
「もー、大丈夫だって!! 私、本当に一人で起きれるようになったんだよ?」
「本来なら、もっと小さい頃から一人で起きるべきだけどね」
「うぅ……それは言わないで……」
……だって、寝るのが好きなんだもん。
ふかふかベッドでゴロゴロするのが、私の至福の時なんだもん。
『地球最後の日に何をするか』と聞かれたら、当然ベッドの上で寝る。
死ぬ時は、ふかふかベッドの上で安らかに眠りたい。
それが私の希望だった。